2021.10.22
弊社は昔ながらのタイムカードで勤怠を管理していましたが、タイムカードシステムを自作してみようと思い立ち電子マネーカードをタッチする仕組みの試行を始めたことは前回お話しました。
前回の記事はこちらから↓
電子マネーでタイムカードを押す?!
今回初めてRaspberry Piを使用したシステムを作ってみましたが、まず気になったのはRaspberry Piを常時稼働させることの耐久性でした。
Raspberry Piをあえてケースに入れず本体をむき出しにした状態で2か月ほど運用してみましたが、理由もなく止まってしまうといったこともありませんでした。
今年の6月頃から本稼働に入りました。
暑い夏場は特に、Raspberry Pi本体が熱くなってしまわないかという懸念がありましたが、8月を迎えても問題なく稼働しています。
本稼働させるにあたり、Raspberry Piは別途ケース付きのものを購入しました。ケースにはファンが内蔵されているため、発熱の問題を回避することができます。
※画像は購入したものに近いイメージです。
実際に購入したサイトのページがリンク切れのため、検索サイトで「Raspberry Pi4 スターターキット」と検索してください。
紙のタイムカード運用時は月の締日になると、紙のタイムカードを見ながら別のシステムにも手入力していました。
それが今では締日が来てもその時間と手間をかけることがなくなりました。
現在は日々の出退勤時にICカードをタッチするだけで勤怠管理システムに登録され、個人のPCで勤怠記録を見ることもできます。
それに加えて、社員一人一人のやる気が以前に比べて上がったようにも感じられます。
これまでは「IT企業なのにタイムカードが紙だなんて、なんだか…」と、毎朝のように思っていた社員も少なくありませんでした。
そう思うことがなくなったのは意外にも大きな効果だったのではと感じられます。
しかし、まだまだ改善の余地がある部分も残っています。今回構築した勤怠管理システムの先には別の給与計算ソフトもあり、そこへは未だ手入力しています。
それでも勤怠管理システムを自作したことにより、給与計算ソフトへの入力データを自動的に作成できる可能性も見えて来ました。
自動的に作成することができれば、給与計算ソフトにそのまま取り込ませて処理させることもできます。
ICカードのタッチから給与計算へ、手入力がなくなることが目標です。
●給与計算処理への連携
●Raspberry Piの耐久性
現在、ファン内蔵ケースに入れての稼働が真夏を含めて3ヶ月を過ぎたところですが、連続稼働にどれだけ耐えられるか試してみる必要があります。
●画面表示機能
今回作成した処理では、カードの読み取りが成功したら音を鳴らしています。
さらに利便性を追求すると、カード読み取り時には画面に情報が表示される方が望ましいことは確かです。
Raspberry Piを小さいディスプレイに接続し、【タッチパネルで操作できるのか】などを模索していきたいと考えております。
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