2023.04.24
長い間使い続けてきて老朽化してしまったコンピュータシステムを意味する言葉です。
長期にわたり利用した事でシステムを理解していた人材がいなくなってしまい、そのシステムは「ブラックボックス化」してしまいます。その結果、改修もままならない状況に陥ってしまいます。
このようなコンピュータシステムを使い続ける事はビジネス環境の変化についていけず、企業の競争力を低下させてしまう要因の一つになっていると言われています。
しかしながら、そのレガシーシステムを利用している企業は意外にも少なくないようです。
「レガシーシステムを自社でも使っているかも」と感じた方は一度確認してみてください。
15年以上も前に作られたシステムを利用している場合は、早急にコンピュータシステムの更新準備に取り掛かる必要があるかもしれません。
そのままレガシーシステムを使い続けた場合、利用しているプログラミング言語のサポートが切れてセキュリティ問題が発生したり、そのプログラミング言語に対応可能な人材が枯渇していて十分な支援が受けられないかもしれません。
実はレガシーシステムを利用するだけで見えないリスクを抱えているのです。
一気に改修を進めようとすると、いろいろな制約や問題が発生し、改善の推進力がなくなり、システムの見直し自体が止まってしまう可能性があります。
優先順位を決めて改修を進めていくと良いでしょう。
また、コンピュータシステムの中身が分からなければシステム開発会社を探すのも一つの手です。いろいろなアドバイスをもらえると思います。
但し、既存の旧システムに固執するのではなく、参考にする程度で、現在の業務に合わせた新しいシステム作りが重要かと思います。
どんなに良いコンピュータシステムであっても開発したその日から陳腐化が始まります。
業務は日々変化し、IT技術は日々進化しているので、導入したシステムは絶えず見直しが必要になります。
レガシーシステムにならないように、システムの導入時に改善スケジュール(予算確保)も一緒に組んでおく事が望ましいと思われます。
プログラミング言語・フレームワークの変遷
プログラミング言語 フレームワーク |
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---|---|
1960年代 | COBOL |
1960年代 | PL/I |
1970年代 | C言語 |
1980年代 | C++ |
1990年代前半 | Visual Basic(VB) |
1990年代後半 | Java |
1990年代後半 | PHP |
1990年代後半 | Ruby |
1990年代後半 | JavaScript |
1990年代後半 | ASP |
2000年代前半 | VB.NET |
2000年代前半 | ASP.NET |
弊社ではかつてVBやVB.NET、ASPなどのプログラム言語・フレームワークを利用したシステム開発を行ってきました。
スキルをもったシステムエンジニアも健在ですので、いろいろなアドバイスをご提供する事が可能です。
下記のような事でお困りの方はご連絡ください。
・古いコンピュータシステムを長年にわたり利用している。
・担当者が退職してしまい、コンピュータシステムの内容が分からない。
・IT技術を話せる社員がいない為、コンピュータの話ができない。